婦人科疾患
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婦人科疾患

更年期障害や月経前症候群(PMS)、月経困難症、子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症などの婦人科疾患で悩まされている女性が年々増えています。

特に子宮筋腫は女性の病気の中で多く、40代女性の4人に1人が子宮筋腫を持っているといわれています。

子宮内膜症子宮腺筋症は30代にもっとも多く、不妊を招くこともあると考えられています。

また、更年期を迎えた女性は、約70%の人に何らかの更年期症状がみられ、20~30%の人は日常生活に支障が出ていると言われています。

月経前症候群(PMS)月経困難症でつらい思いをされている女性も増加傾向にあります。


婦人科疾患は、ホルモンバランス自律神経の乱れによることが多いとされています。

このため、1つの症状だけではなく、イライラ、むくみ、腹痛、頭痛、冷え性など複数の症状に悩まされることがあります。

更年期障害月経前症候群(PMS)などは、その月によって症状に違いがおきる人もいます。

これらの症状は、200以上あるともいわれています。

また、ストレスなどで免疫力が低下していると、症状が重くなる傾向もあります。

婦人科疾患はどのようにして起こり、どうすれば回復していくのでしょうか。


女性のからだは冷えやすい

東洋医学的にみると女性のからだは冷えやすく、婦人科疾患の根底には必ず「冷え」があります。

どうして女性のからだは冷えやすいのでしょうか?

東洋医学における「冷え」とは、「手足が冷たい」とか「冷え性」という温度感覚の冷えのみではなくもっと深い意味ももっていますが、ここでは一般にわかりやすい体温の冷えを例にお話しいたします。

女性が冷えやすい大きな理由の1つとして、月経(生理)があります。

東洋医学で「血(けつ)」は、熱源とみます。

なぜなら、血液は主に内蔵などでつくられた体温を全身に運ぶ役割があるからです。

血液は温かいのです。

ということは、女性は月経のときにをからだの外に出していることになります。

このため、女性は男性に比べて冷えやすいのです。




もう1つの理由として、妊娠と関係していると考えられています。

胎児は、新しい命であり生命エネルギーに満ち溢れた、いわば熱のかたまりです。

熱のかたまりを抱くので、女性が男性のように熱いからだでは妊娠には不向きだからです。

しかし、その冷えにも限度があり、あまり冷えると胎児を生む力に欠け、不妊を招くことになります。

また、冷えが強まると、それに抵抗するためにからだの中に熱のかたまりができることがあります。

子宮筋腫やチョコレート嚢胞(嚢腫)などがそれです。

東洋医学では、筋腫は「しこり」とみます。

しこりは、熱源である「血(けつ)」の流れが 長期間停滞することにより形成されていきます。

つまり、筋腫はのかたまりです。

チョコレート嚢胞(嚢腫)などの子宮内膜症や子宮腺筋症も同様です。

からだをこれ以上冷やさないようにのかたまりができるのです。

不妊症や赤ちゃんの授かりにくい女性の中に、子宮筋腫やチョコレート嚢胞(嚢腫)のある方が多いのもこのためです。

からだは、どうにかして冷えを解消しようとしているのです。

婦人科疾患の根本原因とは?

東洋医学的にみて大切なことは、婦人科疾患血(けつ)と密接に関係している病ということです。

子宮筋腫や子宮内膜症は、先述のように血(けつ)と深い関係があります。

更年期障害も閉経の前後におきる症状であり、月経前症候群(PMS)や月経困難症と同様に、月経、つまり、血(けつ)と関係しています。

そして、これらの病の根底には必ず「冷え」があります。

冷えは、ホルモンバランス自律神経の乱れを招き、これが更年期障害や月経前症候群(PMS)、月経困難症の下腹痛、頭痛、めまい、むくみ、腰痛、肩こり、食欲不振、イライラなどの多彩な症状をひきおこします。

つまり、婦人科疾患の根本原因「冷え」なのです。

冷えの生じる原因

女性のからだは冷えやすい傾向にありますが、どのようにして冷えは生じるのでしょうか?

冷えは日常生活の中で生まれ、時間をかけてじわじわと溜まっていきます(強くなっていきます)。

たとえば、仕事や家事で無理をしたり悩み事などのストレスを抱えると、交感神経は緊張状態になって一時的に血管が収縮し、血流がわるくなります。

血流がわるくなると、「冷え」は生じてきます。

体温は主に内臓でつくられ、血流にのって全身に運ばれているからです。

このとき、休息をとったり気分転換などをしてリラックスすると、副交感神経が優位となり血管は拡張し血行は良くなり、やがて「冷え」は解消されます。

ところが、無理や悩み事を抱え続けると、交感神経は過緊張に陥り血流は悪化し、「冷え」はますます強くなります。

30代~50代といえば仕事も生活もとにかく忙しい時期です。

いきすぎたストレスは、この年代の女性に婦人科疾患が増えている一因といえます。
交感神経、副交感神経についてはこちらをご覧ください 自律神経




食生活からも冷えは生じます。

真夏にクーラーの効いた部屋で冷たいアイスやジュースなどの飲食物をとっていると、からだの外と内から冷やされます。

胃に届いた冷たい飲食物によって胃のまわりの血管は冷やされ、その血液が全身をめぐることになります。

また、冷たい飲食物はすぐには消化吸収されません。

体温と同じになるまで温かくなってから消化されます。

どうやって温められているのでしょうか?

そのヒトの内臓が一生懸命にはたらき、を作って温めているのです。

冷たい飲食物の消化には余分にエネルギーが必要になります。

エネルギーが余計に使われるということは、その分からだは冷えます。

昔から東洋医学で、「冷たいものはからだに良くない」と言われているのはこのためです。




 今は、夏野菜も一年中食することができます。

夏野菜の多くはからだを冷やす作用があり、エアコンのなかった昔は、夏野菜で体温調整して熱い夏をのりきっていました。

ところが今は、真冬でも夏野菜がお店にならび一年中食することができます。

このように現代社会は、ストレスや食事、エアコンなどで冷えの生じやすい環境にあります。

婦人科疾患で悩まされる女性が増加傾向にあるのはこれも理由の1つです。

消炎鎮痛剤の常用は冷えをまねく

痛み止めに含まれる成分には、交感神経を刺激する作用のものがあります。

交感神経は血管を収縮させる働きをします。

痛み止めを常用していると、やがて交感神経が過緊張し、その影響で全身の血流が悪くなります。

すると、からだは冷えていきます。

痛みがつらいからといって薬に頼りつづけるのは注意が必要です。

温かいからだに改善する鍼灸治療 

冷えは、昨日、今日でたまるものではありません。

長い年月をかけてじわじわとたまってきます。

冷えがたまってくるとさまざまな症状があらわれます。

はじめは、軽い頭痛、肩こり、腰痛、手足の冷えなどの軽い症状です。

このとき、からだを温かくして休養を十分にとれば、やがて自然に治ってしまいます。

ところが、無理を続けると冷えは強まり、いつも体調がすぐれないということになります。

これは、東洋医学でいう「未病」の状態です。

病院の検査では何の異常もみつからないけれども体調がわるい、病気の一歩手前の状態です。

さらに「冷え」が強まると、子宮筋腫や更年期障害などの婦人科疾患を引き起こすことになります。

これは「未病」から「病気」に進んだ状態です。

ここまで冷えが強まると、日常生活を見直すなどご自身の努力だけでは回復が難しい場合があります。

そんなとき、鍼灸治療がサポートします。

はりとお灸で気血のめぐりを良くし、根本原因(=冷え)を解消し、本来の健康な温かいからだを取り戻します。

東洋医学は、数千年におよぶ膨大な治療の積み重ねのなかで「冷えと病の関係」を解き明かし、婦人科疾患の治療にいかしてきました。

温かなからだに改善する鍼灸治療は、婦人科疾患にとても適した治療と言えます。

はなもも鍼灸治療院では、東洋医学の考えに基づき「根本原因である冷えをとり、婦人科疾患を改善する」という治療を行っています。

辛い症状でお悩みの方、薬を常用している方、ぜひ一度はなもも鍼灸治療院へご相談ください。



参考文献 小林詔司:やまい一口メモ 太陽出版、安保徹:薬をやめると病気は治る マキノ出版

 

お気軽にお問い合わせください

 

 

 

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