妊活・不妊をサポートする栄養と食事のとり方
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妊活・不妊をサポートする栄養と食事のとり方

近年、科学の発展により、食べ物がもっている栄養素とそのはたらきがだんだんと明らかになってきました。

それにともない、妊活や不妊の体質改善をサポートする栄養素もわかってきました。

その一方で、まだはたらきがわからない未知の栄養成分もたくさんあります。

ここでは、西洋医学と東洋医学の知見を交えながら、妊活・不妊に必要な栄養と食事のとり方についてお話ししたいと思います。

もくじ

今わかっている妊娠に有用な栄養素

西洋医学では、妊娠力をアップさせる栄養素をバランス良く摂ることが大切と言われています。

タンパク質や鉄、ビタミンE、亜鉛、葉酸、ビタミンA、ビタミンD、カルシウムなどは、現在わかっている代表的な栄養素です。

では、栄養素はとればとるほど良いのでしょうか?


栄養は摂れば摂るほど妊娠しやすくなる?

妊活・不妊によいとして、最近注目される栄養素の1つにビタミンDがあります。

ビタミンDには、質の良い卵子を作り、受精卵が子宮に着床させやすくする作用があることがわかってきました。

また、排卵障害を起こす多嚢胞性卵巣精液の質が低下しているひとのなかには、ビタミンDが不足しているケースが多いという研究報告があります。

一方で、ビタミンD には、カルシウムの吸収を助ける作用があるため、ビタミンDの摂りすぎは高カルシウム血症という病気を引き起こす原因になります。

高カルシウム血症になると、便秘、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、情緒不安定などの症状があらわれます。

ビタミンDは、過不足なくとることが大切と考えられています。




ビタミンAには、子宮をフカフカのベッドのようにして、受精卵の着床を促す働きがあると言われています。

免疫力もアップしてくれます。

妊活・不妊によいといわれているビタミンの1つです。

一方で、過剰に摂取すると脱毛、肝障害などの症状があらわれます。

また、妊婦さんが過剰に摂取すると、胎児に奇形が生じるリスクがあると言われています。

そうすると、「妊娠中はビタミンAをとらないようにしよう」と考える妊婦さんもいるかもしれません。

しかし、妊娠中のビタミンA不足もまた、赤ちゃんの発育不全を招くといわれています。

やはり、ビタミンAも、多すぎても少なすぎても問題があるということです。

近年、葉酸も注目されています。

妊娠を希望している女性や妊娠の可能性がある女性は、葉酸を摂取することが厚生労働省からも推奨されています。

その理由は「葉酸摂取によって、胎児の神経管閉鎖障害を予防することが期待できる」と言われているからです。

「神経管閉鎖障害」は、神経管の成長過程で起きる障害のことで、体のマヒにつながります。

赤ちゃんの神経管は、妊娠のごく初期に作られます。

葉酸は、妊娠しやすくなるというよりも、赤ちゃんの成長にとってとても有用な栄養素といえます。

ただし、葉酸も必要以上に摂取してしまうと、副作用を引き起こします。

現在わかっている副作用は、食欲不振、吐気、むくみ、不眠症などがあります。

また、葉酸を過剰に摂取しつづけた場合、発熱、じんましん、かゆみ、呼吸障害などを発症する「葉酸過敏症」になる可能性も指摘されています。

妊婦さんの場合、お腹の赤ちゃんへの影響も懸念されています。

この他にも、妊娠のために摂取するとよいと言われているビタミンやミネラルはありますが、いずれも過不足の問題があります。

つまり、妊娠に良い食べ物も適量が大切ということです。

日本で栄養不足はある?

健康食品の過剰摂取による副作用を背景に、内閣府・食品安全委員会は、2015年専門家による検討部会を発足して、「健康食品に関する19のメッセージ」を報告書にまとめました。

そのメッセージの中で、「健康食品だから、たくさんとっても大丈夫と考えない」「同じ健康食品や成分を長くとった場合の安全性は正確にはわかっていない」「ビタミン、ミネラルのサプリメントによる過剰摂取に注意する」、そして、「現在の日本では、通常の食事をしていればビタミン・ミネラルが不足することはまれである」としています。

もし、病院の検査を受けてビタミンやミネラルが不足しているとしたら、それは、栄養不足を引き起こす何か病気が潜んでいるか、あるいは、食事のとり方に問題があるということです。

栄養不足を引き起こす病気はそれほど多くはないので、ほとんどのひとは食事のとり方を見直すことで改善できそうです。

野菜には未知の栄養がいっぱい?

お肉や魚、野菜などの食材にふくまれているミネラルやビタミンは従来から分析され、どんなはたらきがあるのかわかってきました。

栄養学の進歩により、妊娠をサポートする栄養素もだんだんと明らかになってきました。

その一方で、実はまだ名前もつけられていない、機能もはっきりわかっていない未知の成分が、食べ物にはたくさん含まれていることもわかっています。

その数は、数百種類にも及ぶと考えられています。

たとえば、トマト1つとってみても驚くほどの成分をもっています。




いくつもっていると思いますか?

なんと869の成分です。

そして、そのうちの494の成分は、未知の成分です(かずさDNA研究所が2008年に発表)。

この未知の成分の中には、健康にとって有効な栄養成分も含まれているとみられています。

トマトだけでも500近くの未知の成分があるのです。

もちろん、他の食べ物にもまだわかっていない有効成分がたくさん含まれていると考えられています。

今後、研究が進めば、妊娠に必要な新たな有効成分も明らかになってくることでしょう。


何を食べればよい?

どのように食事をとるとよいかについて大原則をあげれば、まず「食事の内容が偏らないようにする」ことです。

いろいろな食べ物をとりましょう

先述のように、食べ物には、妊娠に必要なビタミンやミネラルをはじめ、まだわかっていない未知の有効成分もたくさん含まれています。

ビタミンDや葉酸などは、妊娠によいと言われている栄養素ですが、これは、今の栄養学でわかっている範囲内での話です。

これ以外にも、妊娠に必要な栄養はたくさんあると考えられています。

妊娠のプロセスはとても複雑なものです。

女性は一生分の原始卵胞をもって生まれてきます。

原始卵胞とは、卵胞のもとになる細胞です。

1つの原始卵胞の中に、1つの未熟な卵子があります。

思春期になると、それまで休眠していた原始卵胞は自主的に発育を開始します。

未熟だった卵子も、卵胞の発育とともに成長します。

卵胞はおよそ6ヶ月以上かけて成熟し、排卵します(諸説あります)。

この期間中、卵胞・卵子の成長を促すために、様々なホルモン生理活性物質が分泌されます。

このホルモン生理活性物質が不足すると、卵胞が順調に育たなかったり、質の良い卵子が育たなかったりします。

このホルモン生理活性物質のもとになるのは、みなさんが食べたものです。

消化と吸収を経てかたちを変えて、ホルモン生理活性物質はつくられます。

しかし、これらの生成に必要な栄養成分は、残念ながらまだすべてあきらかになっていません。

また、未知の成分の中にも有効なものが含まれていると考えられています。

だからこそ、いろいろな食べ物をとることがとても大切なのです。

一つの食べ物だけに十分な栄養素が含まれていて、それだけを食べていればよいということではないのです。

妊娠に必要な未知の栄養成分はまだたくさんあります。

食事の内容が偏らないように、いろいろな物をとることによって、栄養は互いに補いあって満たされていくのです。

季節にあった食べ方をしましょう

また、東洋医学では、季節や体質にあった食事をとることで、健康や治療に役立ててきました。

その食材が身体を温める作用、冷やす作用で分類し、季節や体質に応じてとることが健康、つまり、妊娠体質につながるという考え方があります。

夏野菜など冷やす作用のあるものを食べると、体内の熱を下げてくれます。

暑い夏に新鮮なキュウリやトマトを食べれば、暑さがしのぎやすくなります。

寒い冬には、温める作用のある冬野菜を食べると、身体を温めてくれます。

根菜類のゴボウ、ニンジン、大根など火を通した食材は身体が温まります。




昔は、旬の物を食することで、夏は暑さがしのげ、冬は冷えを予防できていたのです。

ところが、現代では真冬でも夏野菜のサラダを食べることができます。

このため、現代は身体が冷えやすい食事になっていると言えます。

しかし、トマトやナスなどの夏野菜も、煮込みスープなどにすることで、身体を温める食材になります。

スープも一緒に飲み干せば、溶け込んだ栄養素もすべてとることができます。

食べ物には、それぞれ大切な栄養素が含まれているので、夏野菜は身体を冷やすから食べないではなく、調理の工夫をし、季節にあった食べ方をして、妊娠しやすいからだつくりをしましょう。

まとめ

栄養学の進歩とともに、妊娠に有効な栄養素がだんだんと明らかになってきました。

ビタミンDや葉酸などは、妊娠によいとわかっている栄養素ですが、これは、今わかっている範囲内での話です。

これ以外にも、妊娠に必要な栄養成分はたくさんあると言われています。

質の良い卵子がつくられ、1つの受精卵(細胞)が胎児に成長するまでのすべての過程を支えているのは、多種多様な栄養成分です。

偏りのない食事をすることで、未知のものも含めて必要な栄養をとることができるのです。




ひとは、今よりもずっと食料事情の悪い時代から、新しい命を授かってきました。

現在の日本で、普通に食事をしていて栄養不足になることはないと言われています。

大切なのはまんべんなくいろいろな食材を食べることです。

ビタミンDやビタミンA、葉酸など今わかっている栄養も、そして、食事でしか補えない未知の栄養も妊娠には必要なのです。

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