逆子の直し方とお灸~逆子鍼灸ケア
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逆子の直し方とお灸~逆子鍼灸ケア

 通常、おなかの中の赤ちゃんは頭を下にしていますが、頭が上や横向きになった状態を逆子(骨盤位)と言います。

 出産時、赤ちゃんは頭から出てくるのが正常ですが、逆子の場合は足からなので、手が引っ掛かったりして分娩に時間がかかり、難産になることがあるとされています。

 近年、逆子のまま出産時期を迎えると帝王切開にする病院も増えてきました。

 ここでは、逆子の原因と直し方を、東洋医学と西洋医学の話を交えながら分かりやすく紹介します。

もくじ

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 第1章 東洋医学で診る逆子
 第2章 逆子の原因
 第3章 逆子の直し方(逆子鍼灸ケア)
 第4章 逆子のツボ
 第5章 逆子治療をはじめる時期と症例
 第6章 はり灸の安全性
 
 ◇ご予約・お問い合わせ

第1章 東洋医学で診る逆子

 東洋医学の基本概念に陰陽論という考え方があります。

 すべてのものには二面性、陰と陽があり、そして陰陽は相対的なものと考えます。

 一方が陰ならもう一方は陽です。反対のものでありながら、調和する、それが陰と陽です。

 たとえば、女性(陰)と男性(陽)、1人の人を見た場合は下半身(陰)と上半身(陽)、お腹(陰)と背中(陽)・・・などです。

 陰があるから陽があり、陰だけ、あるいは陽だけが単独であるのではないのです。

 お母さんとおなかの中の赤ちゃんのも、陰と陽が調和した関係で安定しています。

 お母さんの頭が上、足が下、そして赤ちゃんの頭が下、足が上にあります。このようにお母さんの下腹部(陰)に赤ちゃんの頭(陽)がある状態が、陰陽が調和し安定しているのです。

 ところが、逆子は下腹部(陰)に赤ちゃんの足(陰)があり、陰陽の調和がとれていない状態で、赤ちゃんの発育にも影響をもたらすことがあると考えられています。

 陰陽が調和していると、赤ちゃんにとっても居心地がよいのです。


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 では、なぜ逆子になるのでしょうか?

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第2章 逆子の原因

 実は、西洋医学でも、まだはっきりと原因が究明されてはいませんが、逆子になる理由として考えられていることはいくつかあります。

 子宮口付近に胎盤がある前置胎盤、子宮筋腫のため子宮が狭い、へその緒が赤ちゃんに絡まっている・・・など、と言われていますが、これらの症状があるからといって必ずしも逆子になるとも限らないのです。

 一方、東洋医学では、お母さんの身体が冷えることで、逆子は起こると考えています。

 人のからだは、悩みやストレス、無理なお仕事、生活習慣、交通事故などの外傷、環境、などの要因により、気血の流れ(血流)に滞りや偏りが起きて、だんだんと冷えが生じてきます。

 この冷えを東洋医学では「根元的な冷え」と呼び、妊娠中に起こる様々な症状の根本原因と考えています。

 特に下半身、下腹部が冷えているお母さんは注意してください。

 もし、お母さんの下腹部が冷えていると、赤ちゃんは最も大切な頭を守ろうとして、上に向いてしまうことがあるのです。

 このように逆子は赤ちゃんが自分のからだを守ろうとする防御反応と言えます。

 妊娠中はお母さんの体温があがります。これは、赤ちゃんの健やかな成長のためには、温かい環境がよいからです。自然なからだの反応なのです。

 日常生活では、からだを温かく保つようにこころがけてください。


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第3章 逆子の直し方(逆子鍼灸ケア)

 はなもも鍼灸治療院では、逆子を無理やり戻すのではなく、お母さんの冷えを解消して、自然なかたちで赤ちゃんの頭が下を向くお手伝いをさせていただきます。

 ここ数年、逆子治療に鍼灸院を訪れる妊婦さんが増えてきました。

 おなかの赤ちゃんにもお母さんのからだにも無理な負担をかけることなく、やさしく穏やかになおしたいと希望するお母さん方が来院するようになりました。

 はりとお灸でお母さんの冷えをとり、全身の気血の流れ(血流)を整えます。からだのすみずみに新鮮な血液が行き渡り、ぽかぽかの温かいからだになっていきます。

 おなかの中の赤ちゃんも居心地がよくなり、穏やかに動いて自然と頭が下に向くことでしょう。

 骨盤内の血行も改善されて、新鮮な酸素と栄養がとどき、赤ちゃんの健やかな成長にもよい効果が期待できます。

 また、お母さんの腰痛、恥骨痛、股関節痛、お腹の張り、足のつりなど、妊娠中の悩みも緩和されます。


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 妊娠中は気持ちをリラックスさせることがとても大切です。

 悩みすぎや考えすぎは、赤ちゃんにも伝わると言われています。鍼灸治療は気血の流れを整えるので、精神安定作用があります。

 近年の研究では、鍼灸でリラックス作用のあるエンドルフィンやエンケファリンなどのホルモンが分泌されることが明らかになりました。

 これらの働きにより、爽快感が感じられ、気持ちも元気になり、前向きになると考えられています。

 心とからだが元気になる鍼灸ケアは、お母さんにもおなかの赤ちゃんにもとてもやさしい治療法です。

 温かいぽかぽかのからだになって、身心ともにリラックスしてください。


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第4章 逆子のツボ

 ここでは、東洋医学で昔から逆子の治療に使われてきた伝統的なツボを紹介します。

1.三陰交(さんいんこう)

 三陰交のツボは、足のくるぶしから指幅4本分上がった骨際にあります。

 三陰交の説明図

 逆子、安産だけではなく、婦人科系のツボとしても有名です。不妊症、生理不順、生理痛、冷え症、更年期障害などの治療にも使われます。

2.至陰(しいん)

 足の小指の外側で、爪のつけ根にあります。

 「至」はいたる・とどくなどの意味です。「陰」はここでは小陰(小指)を指しています。よって至陰は足の小指に至るツボという意味です。

 至陰の説明図

逆子をはじめ、足のほてり・冷え、頭痛・頭重、鼻づまり、便秘、夜尿症、肩こりなどにも効果がみられます。



 *お母さんの体調によっては刺激を控えた方がよいツボもあります。ご自宅でお灸を行う際には必ず鍼灸師に相談してください。

 

 

 

 

 

 はなもも鍼灸治療院では、お母さんの身体にたまった冷え(=逆子の根本原因)をとり、赤ちゃんが戻りやすい温かい環境を整えます。そのうえで、逆子のツボに灸を行っています。

 冷えをとることで、より効果的に逆子のお灸が作用します。

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第5章 逆子治療を始める時期と症例

 一般に逆子というのは病院にもよりますが、28週位で頭が上を向いていたら逆子と診断されます。

 赤ちゃんのからだが小さいうちはお母さんのお腹の中でコロコロと動き回っていますが、体が大きくなってくると子宮内で動くスペースがせまくなってきます。

 その時期が28週ぐらいです。

 逆子治療のタイミングは、28週を過ぎていれば早ければ早いほど良いでしょう。

 逆子治療は、開始が早いほど戻りやすいです。

 お腹の中の赤ちゃんがずっと逆子のまま大きくなったり、お母さんの冷えがつよく逆子が戻りにくかったりする場合は、何回か治療を重ねることもあります。

 逆子は35週をこえると戻りにくいと言われていますが、37週ぐらいまでは赤ちゃんが動けるスペースがあれば直ります。

 根気よくお母さんの冷えをとる治療を続ければ、おなかの赤ちゃんも自然と頭を下にむけることでしょう。

 ここでは、36週で逆子が直った症例を紹介します。sanka_soft_s

症例:逆子と冷え症

【初診】
 かかりつけの病院で、24週のときに赤ちゃんの頭が上を向いていると言われました。

 自然に戻るか様子をみていましたが赤ちゃんの動きは少なく、29週になっても逆子だったため逆子体操の指導を病院で受けて体操をはじめました。

 体操を続けていましたが逆子は直らず、32週のときに当院を来院されました。

◇お母さんの症状
 妊娠前から足の冷えがあり、辛い便秘にも悩まされていました。ヘルニアのため腰痛もありました。

【鍼灸治療の経過】
 お母さんは妊娠前から冷え症状があり、また、赤ちゃんは頭を上に向けたまま32週を迎えていることから、週2回のペースで鍼灸治療を開始しました。

◇治療初回
 治療中からよく胎動がありました。治療後はお母さんの足が良く温まり、全身がほかほか温かいと感じていました。治療に並行して、自宅でのお灸もはじめてもらいました。

◇治療3回目~5回目
 おなかの中の赤ちゃんは、今までにないくらいよく動くようになりました。お母さんも足の冷えがなくなってきました。

◇治療6回目
 産婦人科で次回の検診のときに逆子が直っていなければ、帝王切開の日を決めましょうと言われました。

 できることはやっておきたいとのお母さんの希望で、治療を根気よく続けました。

◇治療7回目~8回目
 この頃になると、お母さんの冷えも解消されてきて、腰痛が楽になってきました。便秘も良くなり、便秘薬をのまなくてもお通じがくるようになりました。

◇治療9回目
 産婦人科の検診で、逆子が直っていることが確認されました(36週)。

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 このようにはなもも鍼灸治療院ではお母さんの身体にたまった冷え(=逆子の根本原因)をとり、赤ちゃんが戻りやすい温かい環境を整えます。

 そのうえで、伝統的な逆子のツボにお灸をするので、より自然なかたちで穏やかに赤ちゃんが頭を下に向けやすくなります。

 また、冷えが解消されることでお母さんの悩ましい症状も改善されていきます。


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 逆子が直らないとお悩みのお母さん、妊娠中の悩ましい症状を抱えているお母さん、ぜひ一度はなもも鍼灸治療院にご相談ください。

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第6章 はり灸の安全性

 はりで病気に感染しない?、おなかの中の赤ちゃんに刺さらない?、はりは痛い?お灸は熱い?・・・と不安に思っているお母さんも多いと思います。

 でも、ご安心ください。

 はなもも鍼灸治療院では、妊婦さんには鍉鍼(ていしん)という、先を丸くした刺さらない鍼を使用しています(写真)。



 背中やお腹、手足にやさしく接触させて治療を行うので、お母さんにもおなかの中の赤ちゃんにも安全です。お灸は知熱灸(ちねつきゅう)と言って、やわらかな温度が広がります。

 とても心地のよい感覚なので、治療中に眠ってしまう患者さんもいらっしゃいます。もし、痛かったり、熱いと感じるときは遠慮なく仰ってください。

 はなもも鍼灸治療院は、必要最小限の刺激量で最大限の効果を引き出す治療を心がけています。

 衛生面にも配慮して、鍉鍼はオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)で完全消毒したものを、シーツ、枕カバーはディスポーザブル(使い捨て)を使用しています。

 また、鍼灸は副作用もないので安心して治療を受けていただけます。

 鍼灸が初めてのお母さん、はりに不安のあるお母さんも、どうぞ安心してご来院ください。

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