女性ホルモンはどうやって作られるのか
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがあります。月経周期にともなって分泌され、卵胞の成長や子宮内膜の発育を促すはたらきがあります。
妊娠の成立に大きく関わっている女性ホルモンは、どこでどうやって作られているのでしょうか。
女性ホルモンの産生
エストロゲンは主に卵胞でつくられています(卵胞ほどではありませんが、黄体でも産生されます)。
エストロゲンの原料はコレステロールです。血流にのって卵胞に運ばれたコレステロールは、LH(黄体形成ホルモン)の作用でアンドロゲンという物質に変換されます。次に、FSH(卵胞刺激ホルモン)のはたらきで、アンドロゲンからエストロゲンに変換されます。
一方、プロゲステロンは主に黄体でつくられます(わずかですが卵胞でもつくられます)。
プロゲステロンの原料もコレステロールです。排卵後、卵胞が黄体に変化すると、LH(黄体形成ホルモン)の作用で、コレステロールから多量のプロゲステロンがつくられます。
コレステロールと聞くとからだに良くないイメージがありますが、適量のコレステロールは女性ホルモンをつくるために必要不可欠です。妊娠にかかせない物なのです。
「無理なダイエットは不妊を招くことがある」と言われるのはこのような理由からです。妊娠を望んでいる人は、バランスのとれた食事をこころがけましょう。
参考までに、妊娠すると女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の産生場所は胎盤に移り、胎盤ホルモンと呼ばれるようになります。

妊娠の基礎知識
メニュー
症状別治療案内
ブログ一覧
住所:
〒284-0001
千葉県四街道市大日299-2
電話番号:
043-376-1535
受付時間:
9:00~12:00/14:00~18:00
休診日:
木曜日・日曜祝祭日