自律神経失調症の対処方法!上手に乗り切るポイント

自律神経失調症の対処方法!上手に乗り切るポイント

 自律神経失調症は、自律神経の乱れからはじまります。

 症状が重くなると、日常生活や社会生活に影響を及ぼすこともあります。もしかして、自律神経が疲れているのかなあと思ったら、早めに対策を立てましょう。

自律神経失調症の対処方法

 自律神経失調症は、様々な症状があらわれるので、他の病気との判別が難しいことがあります。まずは、病院を受診して、何か大きな病気が潜んでいないか診てもらいましょう。

自律神経失調症は、何科に行けばいい?

 身体的な症状だけの場合は、内科や耳鼻科、婦人科などの科を受診するのが一般的です。

 たとえば、めまいなら耳鼻科、頭痛や動悸なら内科ですが、複数の症状がある場合は、いちばん辛い症状に合わせて受診するか、あるいは、かかりつけの病院で相談するのもいいでしょう。

 自律神経失調症は一般科の治療で改善されることも多いですが、一定期間治療を続けても症状が変わらなかったり、一時的によくなっても症状がぶり返したり、検査を受けても異常がみつからないような場合は、精神的なストレスが原因かもしれません。

 このような時は、からだと心をトータルで診療してくれる心療内科などに相談するといいでしょう。

自律神経失調症には、どのような療法があるのか?

 自律神経失調症の治療には、さまざまな療法があります。

 症状をやわらげる薬物療法、カウンセリングやセルフコントロールなどの心理療法、マッサージや遠赤外線などを使った理学療法東洋医学に基ずく漢方や鍼灸があります。

 症状が長期化したり、からだと心の両面のケアが必要な場合は、複数の療法を組み合わせることがあります。

症状を緩和する薬物療法

 薬物療法は、イライラやめまい、不眠など、からだや心にあらわれている症状を緩和したり、取り除いたりする対症療法です。

 一般的に使われる薬には、自律神経調整薬や、緊張・不安をやわらげる抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬、漢方薬などがあり、症状やライフスタイルを考慮して、その人に合った薬が処方されます。

心にふれる心理療法

 自律神経失調症の背後には、本人は気づいていない精神的な要因が隠れていることがあります。症状や悩み、人間関係、仕事、ライフスタイルなどからストレスの原因を一緒に探り、対処方法を考えるのが心理療法です。

 一般的に行われる心理療法は、医師やカウンセラーによるカウンセリングです。

 他には、自分自身で心身をリラックスさせるセルフコントロールや、人間関係を改善する交流分析、緊張や不安への耐性を高める行動療法、家族間の問題を補正する家族療法などがあります。

からだをリフレッシュする理学療法

 理学療法には、按摩マッサージ師によるマッサージや、遠赤外線などを用いた温熱療法、ストレッチ体操などがあります。肩こりや手足のしびれなど、自律神経失調症の身体的症状を軽減するのに役立ちます。

 マッサージは、血行をよくして、心身をリラックスさせる効果も期待できます。

 ストレッチ体操は、筋肉を伸ばしたり縮めたりすることで、からだをほぐします。自分でも手軽に行えます。

 その他に、温めることで血行をよくする遠赤外線などの温熱療法があります。

 理学療法は、薬物療法や心理療法の補助として用いられることが多いようです。

こころをリラックスする五感療法

 五感とは聴覚や嗅覚、触覚などのことです。

 ここちのよい音楽は、聴覚を通して脳に作用して、心身を癒してくれます。最近は、自律神経を鎮めるCDも市販されています。

 アロマテラピーは、植物から抽出した芳香物質を使い、からだとこころを癒します。ハーブには鎮静効果があることが確認され、医療にも応用されています。

 五感療法も補助的な療法として用いられることが多いようです。

東洋医学に基ずく療法

 東洋医学には、「心身一如」と言って、こころとからだを総合的にとらえる特徴があります。

 人が本来もっている自己治癒力を引き出すことで症状の改善を促します。

 漢方薬は、自然の生薬なので副作用は少なく、効き目は穏やかです。人によって効き方は様々なので、漢方医に処方してもらうのもいいでしょう。

 鍼灸は、鍼やお灸でからだのツボをやさしく刺激することで、その人の治癒力を高める療法です。

 なかなか症状がかわらないという人や、再発しやすいという人は、東洋医学も試してみるといいかもしれません。

自律神経失調症を上手に乗り切るポイント

 自律神経失調症を上手に乗り切るポイントは、仕事と休息のオンオフを切り替え、食事、入浴、睡眠などの生活リズムを整えることです。

 朝は、太陽光を浴びて一日のスイッチを入れましょう。人のからだは、自然光を浴びてから、およそ14時間後に睡眠ホルモンが分泌されるようになっています。毎朝、このしくみをオンにしましょう。

 多少睡眠不足でも、できるだけ決まった時間に起き、朝食をとってからだを目覚めさせましょう。

 昼間は、活動的にからだを動かし、交感神経を優位にはたらかせましょう。忙しくても昼食を抜いたりせず、しっかり食べてください。

 夜は、リラックスする時間をつくり、スマホの電源はオフにして、副交感神経優位に切り替えましょう。夕食は、からだを温める食事がオススメです。入浴は、ぬるめのお湯にゆっくりつかり、さめないうちに就寝しましょう。

 このようなリズミカルな生活は、自律神経を整えるためにとても大切です。とはいうものの、毎日規則正しい生活を送ることは難しいことだと思います。

 そこで、大まかな起床時間と就寝時間、食事の回数、適度な運動、リラックスする時間などを意識するだけでも、自律神経に優しい生活に近づけます。

 生活リズムを見直して、自律神経失調症を上手に乗り切りましょう。

<参考文献>

自律神経失調症を治す本 ナツメ社

臨床医学各論 医歯薬出版株式会社

生理学 医歯薬出版株式会社

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