鍼灸治療の後はどんな反応が現れるのでしょうか

鍼灸治療の後はどんな反応が現れるのでしょうか

【からだがポカポカする】

 鍼灸治療を受けた後、身体がポカポカしたり、身体が軽く感じることがあります。これは、施術に反応して、血行が良くなったためです。症状が、軽減する兆しです。

【あとから体調が良くなる】

 2~3日経ってから、体調が良くなったり、症状が治まったりすることがあります。施術効果は身体に馴染むまでに、個人差があるためです。人によって、鍼灸は、じわじわと効いてきます。

【鍼灸のあとが痛い】

 鍼灸のあと、一時的に痛みを感じることがあります。これは、慢性的な肩こりや腰痛の人に、時々見られます。

 神経は、長年凝り固まった筋肉に圧迫されていると、鈍くなってきます。施術で筋肉が緩むと、神経が正常に働き始めて、痛みを感じることがあります。しばらくすると収まるので、ご安心ください。

 また、お肌が敏感な方は、鍼をした所が数時間、チクチクと感じることがありますが、これも時間の経過とともに無くなります。

【別のところが痛む】

 例えば、「右肩を施術して良くなったら、今度は、左肩が痛くなった」ということがあります。

 一番痛みを感じるところは、最も悪いところなので、右肩の痛みが低下した分、次に悪かった左肩の痛みが、表に現れたためです。

【眠くなる、だるくなる】

 鍼灸治療で眠くなったり、人によっては、だるさを感じることもありますが、心配ありません。これは、めぐりが良くなり、全身が緩んだためです。

 鍼灸を受けたあとは、昼寝をとったり、夜、早目に就寝して下さい。施術効果が全身に行き渡り、朝、スッキリと目覚めます。

【下痢をする】

 人によっては、下痢をすることもあります。これは、体に溜まっていた有害物質や老廃物を排泄しようと、体が正常に働き始めることで起こります。下痢は、1~2回で収まるのでご安心ください。

 いずれにしても、上記のような反応は、元の症状が改善していく証です。

 東洋医学では、瞑眩反応(めんげんはんのう)と呼び、倦怠感、眠気、下痢、痛み、発汗、発熱などがあります。

 身体が、正常な状態に戻そうとする過程で起こる好転反応で、良い結果が期待できます。

 ただ、こうした反応が度々起こり、辛い場合には、施術の刺激量を調整しますので、遠慮なくお申し出ください。

瞑眩反応(めんげんはんのう)を科学的に解釈する

 近年、科学の発展により、病から回復する時の身体の反応、つまり、瞑眩反応(めんげんはんのう)の起きる理由が、より詳しく分かってきました。

 ここで、その一端を紹介します。

 病気を治そうとするとき、からだは血管を開き、血流を増やして傷ついた組織を修復しようとします。血液には、修復に必要な酸素と栄養や、細菌などをやっつけてくれる白血球があるからです。

 そして、この修復作業のときに動員されるのが、プロスタグランジンというホルモンです。プロスタグランジンには、「血管を開く」「痛みを起こす」「発熱させる」という3つの働きがあります。

 私たちが不快と感じる痛みや熱、赤く腫れあがるなどの症状は、プロスタグランジンの作用で、血流が増え組織を修復する際に生じるもので、この苦しい修復プロセスの先に、健康というゴールが待っています。

 痛みや発熱はとても不快なものですが、からだが治っていくときに起きる反応です。

 鍼灸のあとに、痛みなどが一時的に起きる理由の1つは、からだが傷ついた組織を治そうとして、プロスタグランジンが分泌されるからです。

 安静にしていれば、やがて、傷ついた組織は修復され、プロスタグランジンは必要なくなり、痛みは自然と消えていきます。

引用文献 安保徹:薬をやめると病気は治る マキノ出版

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