東洋医学の「気」とは何か?

東洋医学の「気」とは何か?

 東洋医学では「気」という言葉がよく出てきます。みなさんも「気を使う」「気になる」「今日の天気は」など、日常よく使っていますね。「気」は、私たちの生活に密接に関わっています。

 では、この「気」とはいったい何でしょうか?ここでは、学校やテレビで聞いたことのある科学用語を用いて、わかりやすくお話します。

 「気は、からだの中を流れるエネルギー」のようなイメージをお持ちの方が、多いのではないでしょうか。

 でも、それは、「気」のほんの一部分だけを説明したものにすぎません。

 「気」とはすべてを成り立たせている根源で、天も地も、自然界のものも人の手で作られた物も、目に見えるものも見えないものも、「宇宙全体のあらゆるもの」は「気」から成り立っています。

 では、「宇宙全体のあらゆるもの」について、現代科学でどこまで解明されているかご存知ですか?

 実は、まだ4%程度しか解明されていないと言われています。

 その4%の中で、最も小さい単位はクオークです。かつては、原子がこの世で一番小さなものとされ、全ての物質は原子で作られていると考えられてきました。

 しかし、やがて原子はもっとばらばらにできることが判明し、陽子や中性子、電子からできていることがわかりました。さらに、科学の進歩によって、陽子などもクオークと呼ばれる素粒子で形作られていることがわかりました。

 今のところ、現代科学では、すべてのものはクオークからできているとされています(科学が発展すれば、さらに小さな単位が見つかるかも知れません)。

 もちろん、私たちのからだもです。生物学的にみると、ひとの身体は約60兆個の細胞で構成されていますが、物理学でさらに微小の世界を覗くと、1つ1つの細胞はクオークが集まってできています。現代科学で解明されている4%のものは、すべてクオークからできているわけです。

 残り96%の未解明のものは、ダークエネルギーとか暗黒物質と呼ばれています。なんだか、SF映画に出てきそうな名前ですね。生命力など、あることはわかっているけれども、まだ科学的に解明されていないものは、おそらくダークエネルギーに含まれるのではないでしょうか。

 東洋医学においては、科学で解明されている4%のものも、まだ解明されていない96%のものも、すべて「気」から成ります。

 「気」は動くことで形作られ、エネルギーになります。つまり、「気」が動き集まることで、1つ1つのクオークや未解明の暗黒物質が形作られ、ダークエネルギーが生じるのです。

 ですから、人のからだも心も魂も生命力も、全て「気」からできていると考えるわけです。



«   |   »