クローン病

クローン病

 クローン病は、現代医学では原因不明とされ、指定難病とされている病気の1つです。

クローン病とは

 クローン病とは、慢性炎症腸疾患の1つとされ、慢性的に腸で炎症が起きる病気です。よく似た病気に潰瘍性大腸炎があります。

 クローン病は、比較的、若い成人男性に多くみられ、腹痛、発熱、体重減少、下痢、血便などの症状があり、主に回腸から大腸にかけて炎症が起こります。レントゲンをとると、敷石像と呼ばれる特徴がみられます。進行性で、痔ろうをつくることもあります。

 口内炎やブドウ膜炎、結節性紅斑、強直性髄膜炎など、消化器以外の炎症もしばしばみとめられます。

 残念ながら、炎症が起きる原因はまだわかっていませんが、最近、遺伝子異常が報告されて、環境要因と遺伝的要因の両方が関与している可能性が推察されています。

東洋医学でみるクローン病

 ここでは、東洋医学ではクローン病をどのようにみているのかお話します。

東洋医学でみるクローン病の病態

 クローン病は、腸を中心に慢性的に炎症が起きている病気ですが、実は、炎症とは、からだに侵入してきた細菌などの異物をやっつけたり、傷ついたところを修復する、からだの「治癒反応」です。

 炎症と聞くと、悪いイメージを持つかもしれませんが、全くの逆で、生理学では、免疫機能がはたらいて、悪いところを治そうとしている状態を「炎症」と呼んでいます。

 炎症は、病気からからだを守ったり、たとえ、病気にかかったとしても、そこから回復しようとする機能です。これは、まさに、東洋医学で言う「自己治癒力」の1つです。

 でも、クローン病のように、慢性的に炎症が続いているということは、その人のからだは、一生懸命に悪いところを治そうとしているのに、なかなか治せない状況が続いている、ということです。

 つまり、クローン病は、「その人の自己治癒力が低下している状態」とみています。

 クローン病でお悩みの方は、一人で苦しまずに、ぜひ一度、ご相談ください。

参考文献:臨床医学各論 医歯薬出版株式会社

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