頭痛

頭痛

 多くの日本人が悩まされている頭痛

 頭痛の中には早く対処しないと危険なものと、命には係わらないけれども不快な痛みを伴うものがあります。

 ここでは後者の頭痛を対象に、その対処方法と当鍼灸院で行っている施術についてお話します。

さまざまな頭痛

 頭痛と言っても、その種類はさまざまです。「すぐに治るだろう」と思っていても、脳梗塞やくも膜下出血のように、ほっとくと危険な場合もあります。痛みがひどいときは我慢せず、病院でみてもらいましょう。

 一方、片頭痛緊張性頭痛群発頭痛のように、命には係わらないれども日常生活に支障が出るものもあります。では、それぞれのような頭痛なのか見ていきましょう。

片頭痛

 片頭痛は、それまで何でもなかったのに、突然ズキズキした頭痛に襲われます。数時間~数日続くこともあります。

 音や光に敏感になったり、吐き気や嘔吐を繰り返したり、イライラなどの症状を伴うことがあります。

 頭痛の起こる前兆として、目がチカチカする閃輝暗点(せんきあんてん)を訴える人もいます。

 片頭痛は、心理的ストレスから解放された後に発症しやすい傾向があります。

 はっきりした原因はまだわかっていませんが、「血管の過剰な拡張で引き起こされる」という説が有力視されています。

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片頭痛が起こる原因説

 特に女性の片頭痛は生理前に起こりやすく、20代から40代の女性に見られます。年齢とともに発作頻度が減り、症状は軽くなっていきます。

緊張性頭痛

 緊張性頭痛は頭痛の中で最も多く、70~80%を占めています。

 詳しい原因はまだ不明ですが、肉体的・精神的ストレスなどの心理的な要因が挙げられます。

 ストレスで肩や首の筋肉が緊張して、それに伴って頭皮の血管が収縮することで頭痛が起こります。

 片頭痛と似ているので、よく間違われることがあります。

 緊張性頭痛の特徴は、頭を締め付けられるような頭重感や、帽子をかぶったような被帽感があります。

 痛みは朝に軽く夕方に強くなるなど、一日の中で変動があります。また、天候によっても左右されやすい頭痛です。

 その他に、疲れ目などを伴います。

群発頭痛

 群発頭痛は、夜間睡眠中に突然起こる頭痛です。

 入眠して2~3時間後、片側の眼の奥でえぐられるような激しい痛みが反復して起こります。

 痛みは20分~90分でおさまります。このような発作が年に1、2回の頻度で起こります。

 頭痛発作の間に、顔面が赤くなったり、涙や鼻水が出たり、結膜の充血を伴ったりします。

 群発頭痛は20~30歳代の青年・壮年男性に多く、男女比は5:1です。

 ストレスやアルコールで誘発されやすい頭痛です。

対処方法

 上に挙げた頭痛はストレスや心理的な葛藤がきっかけになるので、なによりも日々のストレスを溜め込まないことが大切です。

 規則正しい生活を送り、夜更かしをしない、疲れをためない、リラックスする時間を作る、軽い運動で気分転換するのもよいでしょう。

 食事にも気を付けましょう。刺激物は避け、栄養バランスのとれた食事を心がけてください。

 冷たい食べ物は控え、温かい物を積極的に摂りましょう。

 特に気をつけたい食べ物を挙げると、赤ワイン、チョコレート、チーズです。

 これらには血管を拡張する”チラミン”という物質が含まれているので、片頭痛を誘発する可能性があります。摂りすぎないように注意してください。

 一方、”マグネシウム”をたくさん含む緑黄色野菜などは、頭痛を予防する食べ物です。積極的に摂取しましょう。

 病院に行くと、危険な頭痛ではないかどうか診察してくれます。命にかかわる頭痛ではないと分かれば、症状に合った薬を処方してくれます。

 でも、薬の副作用が気になる人や、服用しても症状があまり変わらない人には、東洋医学の鍼灸や漢方薬という方法もあります。

 植物などから作られている漢方薬は、副作用の心配が少なく、緩やかに作用します。

 鍼灸は、からだのツボに鍼やお灸を施します。薬のような即効性はありませんが、じわじわと効いてきます。からだに優しく作用するので副作用の心配はありません。

 自分で手軽にできる方法としてはツボ押し(指圧)があります。人によってはツボ押しだけで頭痛が軽くなることもあるので、試してみてはいかがでしょうか。

おすすめのツボ

  「百会(ひゃくえ)」は、頭痛のツボとしてよく使います。両耳からまっすぐ上がった線と、眉間の中央から上がった線が交差するところに「百会(ひゃくえ)」はあります。頭のてっぺんから、真下に抜けるように指圧します。強く押しすぎないように気をつけて下さい。

当鍼灸院で行っている施術

 ここまでお話してきたように、普段みなさんが悩まされている頭痛は血管の過剰な拡張や収縮によって引き起こされています。

 血管の収縮と拡張は自律神経という神経が調節しています。

 ところがこの神経はとてもデリケートで、ストレスの影響を受けやすい特性があります。

 多少のストレスは問題ありませんが、ストレス過多になると自律神経はバランスを崩し、その結果、血管の調節が上手くいかなくなり過剰に拡張したり収縮したりします。

 そこで当鍼灸院では、ここに着目した施術を行っています。

 心地のいいで疲れた心を癒し、ストレスで乱れた自律神経を整えていきます。

 また、温かく気持ちのいいお灸で、緊張した首や肩の筋肉を緩め、頭皮を解きほぐしていきます。

 さらに、ストレス耐性を高める施術を行っています。

 みなさんの身体にはストレスに対抗するための力が備わっています。それがストレス耐性です。ところが長期間ストレスにさらされているとだんだん弱ってきます

 当鍼灸院では、鍼灸で気血をめぐりを良くしてストレス耐性を高め、頭痛が起こりにくいからだに導いていきます。

 「自律神経を整える施術」と「ストレス耐性を高める施術」、この2つの鍼灸治療で頭痛体質からの脱却を目指しています。

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